「やるべきこと」に流されていませんか?
新しい挑戦を始めたとき、多くの人がぶつかるのは「毎日やることはたくさんあるのに、本当に自分が進みたい未来に近づいている気がしない」という違和感です。
タスクに追われているうちに、「何のためにこれをやっているのか」「これが未来にどうつながるのか」が曖昧になってしまう――そんな経験はありませんか?
WithSTART™は、そんな“行動と未来のズレ”に向き合い、「進みたい未来」から逆算して“今やるべきこと”を徹底するOKRという手法をおすすめしています。
OKRの本質は「未来から逆算し、行動を徹底すること」
OKR(Objectives and Key Results)は、ただの目標管理ツールではありません。
本質は、「進みたい未来(Objective)」を起点にし、そこから逆算して“今やるべきこと”を決め、日々徹底して行動する仕組みです。
このOKRを本気で活かすうえで大切なのは、次の3つのポイントです。
1.まず、「進みたい未来」を描く
OKRでは、“今”の延長線上で小さな目標を立てるのではなく、「本当に成し遂げたい中長期の未来像=Objective」をクリアに描くことから始まります。
ここで大事なのは、ワクワクする理想や、本気で到達したい姿――「こうなりたい!」という未来をしっかりと言葉にすることです。
Objectiveを明確にすることで、初めて「どこに向かって進むのか」「何を優先するべきか」が鮮明になります。
2.未来から逆算して“やるべきこと”を具体化する
Objectiveが決まったら、「その未来に到達するために、3か月後・1か月後・1週間後にはどうなっていればいいか?」と逆算して、Key Results(主要な成果指標)を設計します。
このとき重要なのは、“今できそうなこと”や“目の前のタスク”に流されず、未来から「必要な行動」を逆算して選ぶことです。
多くの人は、「やれること」や「手元にあること」から次のアクションを決めがちですが、それでは現状維持のループに陥りやすくなります。
OKRの真価は、「進みたい未来」から“今”を組み立てることで、日々の行動すべてに意味が生まれることです。
たとえば、Objectiveが「自分のサービスを100人に届ける」なら、3か月後には「30人に試してもらう」、1か月後には「5人に声をかける」、今週は「アイデアを1人に話す」など、逆算で一歩ずつ行動が明確になります。
3.「チェックイン」で毎週、軌道修正しながら進み続ける
OKR運用の最大の特徴は、「毎週のチェックイン」でObjectiveとKey Resultsを見直し、行動を軌道修正し続ける点にあります。
毎週のはじめに、
「今週、このOKRを達成するために、何を一番大事にする?」
「Objectiveに近づくには、今週どんな行動が必要?」
と問い直し、今週の行動を自分やチームで宣言します。
この「チェックイン」の習慣があるからこそ、OKRが“ただ書くだけの目標”で終わらず、「未来と今」を何度でもつなぎ直せるのです。
もし行動がズレていれば、その場で気づき、柔軟にKey Resultsやアプローチを修正できます。
進みながら調整できるからこそ、“大きな未来”を着実に実現へ近づけていけます。
OKRで「日々の行動」が“進みたい未来”につながる
このように、
1.未来を描き、
2.逆算でやるべきことを具体化し、
3.毎週チェックインで軌道修正を徹底する――
この3つを実践することで、「やることに追われる毎日」から「未来に向かって一歩ずつ進む毎日」へと変わっていきます。
OKRは決して「やることリスト」ではなく、「あなたが本当に成し遂げたい未来」に、“今この瞬間の行動”を直結させる仕組みです。
WithSTART™では、こうした“未来起点の逆算思考”と“チェックイン習慣”を通じて、誰もが迷わず前進し続けられる伴走を大切にしています。
まとめと次回予告
OKRを本気で活用するとは、「進みたい未来」から逆算し、“今やるべきこと”を明確にして、毎週チェックインで徹底していくこと。
このサイクルを回し続けることで、日々の行動が未来と自然につながり、小さな一歩がやがて大きな成果につながります。
次回は、「OKR運用でつまづきやすいポイント」や、「現場でうまく回すための具体的なコツ」についてお伝えします。
OKRで、あなたの“進みたい未来”を確かな現実に変えていきましょう。