あなたも「なぜか動けない」に悩んでいませんか?

新しいプロジェクトや副業、起業。何かに挑戦しようと決めたはずなのに、「やるべきタスクはこなしているのに、なぜか前に進めていない」。そんな、もどかしい気持ちに心当たりはありませんか。

ToDoリストは毎日更新しているし、こなしたタスクもたくさんある。それでも――「自分が本当に進みたい未来」に向かって歩を進めている実感が湧かない。動いている“つもり”なのに、成果や成長が見えずに、気づけばまた同じ場所にいる。
実は、こうした“停滞感”を抱える人はとても多いのです。

「タスクはこなしているのに進んでいない」現象の正体

私自身も、ゼロから事業を立ち上げてきた中で何度もこの壁にぶつかりました。
やることリストは消化している。けれど、想い描いた将来像に少しも近づいている気がしない――。
これは決して珍しいことではありません。

多くの人は、毎日の業務やタスクに追われるうちに、目の前の“作業”をこなすことが目的化してしまいます。本当に欲しかった未来や、大切にしたかった価値観から、気づかないうちに遠ざかってしまう。
「忙しいのに、なぜか人生が前に進んでいない」。その違和感の正体は、実は「目標」と「行動」の間にズレが生まれているからです。

最初の一歩は、「なぜか動けない」の正体に向き合うこと

このシリーズの第一回でお伝えしたいのは、「なぜか動けない」と感じたときこそ、新しいスタートのタイミングだということです。

“動けない”のは、あなたの意志が弱いからでも、能力が足りないからでもありません。多くの場合、「目標」が曖昧なままタスクに追われていることで、“進んでいる”という実感を得られなくなってしまっているのです。

最初の一歩は、「なぜか動けない」の正体に、正直に向き合うこと。
「自分はどんな未来を望んでいるのか」「今の行動は、その未来とつながっているのか」――そう問い直してみることから、すべてが始まります。

OKRというレンズで「ダラダラ期」を再設計する

ここで紹介したいのが、目標設計のフレームワーク「OKR(Objectives and Key Results)」です。

OKRは、グーグルや多くの成長企業が導入していることで知られていますが、その本質は「自分やチームの本当に実現したい未来(Objective)」と、「そこに向かうための具体的な行動や成果(Key Results)」を、シンプルに見える化することにあります。

なぜ“ダラダラ期”にOKRが効くのでしょうか?
それは、「やること」リストではなく、「進みたい未来」から逆算して“今やるべきこと”を整理できるからです。
タスクが目的化してしまうのではなく、「自分の本音」と「日々の行動」を自然につなげていく道筋ができるのです。

「動きながら整える」目標設計のコツ

WithSTART™が大切にしているのは、“動きながら整える”という姿勢です。
OKRを使うときも、最初から完璧な目標を立てようとしなくて大丈夫。
むしろ、「いま自分はどんなことにワクワクするのか」「どんな未来を目指したいのか」からスタートし、試行錯誤しながらKey Resultsを見つけていくことで、少しずつ前に進める感覚が生まれてきます。

たとえば、「将来は自分のサービスを世の中に届けたい」という想いがあるなら、最初のOKRは「自分のアイデアを誰か1人に説明する」や「SNSに1回投稿してみる」といった、小さなKR(成果指標)で構いません。

大切なのは、「動き出した自分」に目を向け、達成感や納得感を積み重ねていくこと。
そうすることで、停滞や“ダラダラ期”も、自分なりの前進に変えていくことができます。

まとめと次回予告

今回は、「なぜか動けない」の正体に向き合い、“ダラダラ期”をOKRで再設計することについてお話ししました。
「やるべきこと」をこなすだけでなく、「ありたい未来」に根ざした目標設計を身につけることで、少しずつ“動きながら整える”力が養われていきます。

次回は、OKRを活用した「逆算思考」をさらに深堀りします。
どのようにして「進みたい未来」から逆算し、“今やるべきこと”を具体的に整理し、着実に実行していくのか。
OKRの設定を適切に行うポイントや、日々の「チェックイン」など逆算思考を徹底する仕組みの活用法について、実践的に解説します。

あなたの一歩が、未来につながる確かな前進になるよう、これからもWithSTART™が伴走していきます。
次回もぜひご期待ください。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう